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【IT記事】データ利活用できてないシステム多すぎ【20190528_キーマンズネット】

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【はじめに】

2019/5/28のキーマンズネットに以下の記事がありました。

www.keyman.or.jp

近年のホットワードでビックデータ等もありますので、データの利活用について掘り下げていきたいと思います。

【データ収集してますか】

皆さんの担当システムではどのようなデータ(ログなども含む)を収集できていますか?
収集していないデータがあるだけで大きなチャンスを手放してしまう可能性もあります。
今私が担当しているシステムではバッチの実行時間を電子データで残していなかったり、オンラインのレスポンスタイムを取得していません。
これらのデータがあればシステムをより改善するきっかけ作りもできるし、そもそもデータを収集していなかったら分析も何もできない使い勝手の悪いままのシステムになってしまいます。

別記事での情報では「データ利活用ができていない」の約6割が"データ自体を収集できていない状況とのことです。
企業におけるデータ利活用の実態(2019年)/前編 (2/2) - キーマンズネット

小さいデータでも長期間収集すればビックデータにもなります。
データ収集しないにはデータの利活用はできないので、ちゃんとログなども含めてデータの収集はするようなシステム設計・構築をしましょう。

【データを利活用してますか】

ここからが本題ですが、皆さんはデータを利活用できていますか?
ビッグデータと言って大量のデータを保有しても活用できなければ資源(ディスク容量等)の無駄遣いです。
今私が担当しているシステムでは、取得しているデータをうまく活用できず、大きなビジネスチャンスを逃すということがありました。
(オンラインの操作ログを取得しているのに、利用数の少ない画面をスリム化するなどの提案ができなかったことや、分析を全然していなかったこと。)
ビジネスで成果を得られるレベルでデータを活用できている企業はたったの3%。
逆にとらえると97%の企業はデータを活用するという領域でのビジネスチャンスが眠っているため、まだまだ売り上げが上がる可能性があるということです。
まずは点(ある地点だけの情報)を線(ある一定期間(できれば1年とか)の情報)として集計してみてはいかがでしょうか。
私の場合は毎月ディスクの容量を一覧化していましたが、経年増加しているドライブなどは1年とかの長期で確認して初めて分かったこともあります。
普段収集しているものを集計してみることや、集計しているものを長期間で見えるようにすると新しい発見があるかもしれません。

統計学も学びましょう】

データを利活用する際に必要になる知識として、統計学があります。
最大/最小/平均だけでなく、標準偏差相関係数、回帰分析などは知識の引き出しとして持っておかないと十分なデータ分析ができません。
統計学が最強の学問である」という本があるように、コンピュータのスペックが上がったことで分析が容易になったり、ビックデータを活用する時代になっているので、これからは統計学がビジネスに大きく貢献することになるでしょう。


【まとめ】

データを収集していても活用できていなかったり、そもそもデータを収集していないシステムが多くあり、企業単位ではたった3%しかデータが活用できていません。
統計学を勉強するとともに、小さいことからデータの収集を始めたり集計をしてみたりしてはいかがでしょうか。